シフォンケーキの失敗しない作り方

シフォンケーキの失敗しない作り方

失敗知らずでシフォンケーキを仕上げるコツは?

シフォンケーキは失敗しがちなお菓子のひとつだと思います。 レシピ通りに焼いているのに、焼き縮みしたり、穴があいたり・・・。上手に焼けたと思っても次に焼いたときにはまた失敗したり。しかも、いつも同じ失敗になるとは限らず、いろんなパターンの失敗が!毎回、焼き上がって型から出すときにはドキドキしてしまいます。 失敗がゼロにはならないかもですが、少しでも減るようにポイントをみていきましょう!

材料

17㎝シフォン型 ・卵黄 Lサイズ3個 ・製菓用グラニュー糖(卵黄生地用) 30g ・太白ゴマ油 30ml(大さじ2) ・牛乳 40ml ・薄力粉 70g ・卵白 Lサイズ4個 ・製菓用グラニュー糖(メレンゲ用) 40g ・バニラビーンズ 1/4本 *ベーキングパウダーは入れる?入れない? シフォンケーキはメレンゲの泡だけで充分に膨らみます。ベーキングパウダーを入れなくても良いのですが、入れるとコシのある弾力のあるシフォンケーキに。口の中でシュワッとする食感が好きならベーキングパウダーはなしに。自分の好みで選んでよいと思います。また、ココアなど油分でメレンゲの泡がこわれやすものを混ぜるときに補助的に使うこともあります。 *卵黄と卵白の数の違いは? シフォンケーキは基本的に卵白の数のほうを多くして作ります。ただ、卵黄を余らせたくなくて同量使うレシピもあります。卵白の数が多いほうがふわふわ感が楽しめるシフォンになるかと思いますが、これもやはりどちらが好きかは好みになると思います。

作り方

1.卵黄生地を作る

・卵を卵黄と卵白に分けて、別々のボウルに入れる。卵黄生地を作っている間、卵白は冷凍庫の中に入れておきます。キメの細かいメレンゲが作れますバニラビーンズを入れるときは、ここで卵黄のボウルに。 ・卵黄を泡立て器でほぐし、砂糖を加えてもったりするまで混ぜる。

・油を少しずつ加えて滑らかになるまで混ぜる。牛乳も加えてよく混ぜる。しっかりと乳化させます。

・薄力粉をこしきでふるいながら入れる。

・ムラがなくなるまでしっかりと混ぜる。ツヤがでてキメが整います。しっかり混ぜないとメレンゲと合わせたときに気泡をつぶしてしまい、上部の目詰まり(焼き縮み)の原因になります。また、しっかり混ぜてグルテンができることでケーキが膨らんだときの支えにもなります。

卵黄生地のできあがり!持ち上げたらとろりと流れるくらいの固さです。

2.メレンゲを作る

・ハンドミキサーの低速で5〜10秒、ときほぐします。 ・塩ひとつまみと小さじ1の砂糖を加え、高速で1分泡立てます。

・再び小さじ1の砂糖を加え、高速で2分泡立てます。

・さらに大さじ1の砂糖を加え、高速で1分泡立てます。

・残りの砂糖大さじ1を加え、さらに高速で1分。角がたつくらい泡だったら低速で1分。きめをととのえます。メレンゲのできあがり!

ツヤが出てピンと角が立つくらいのメレンゲです。ボウルを逆さにしてもおちてこないくらいにします。メレンゲの泡立てが弱いと底上げしてしまったり、膨らまなかったり、焼き縮みしたりと失敗する可能性が高くなります。卵黄生地と合わせても気泡がつぶれないようにしっかりとしたメレンゲを作る必要があります。

3.卵黄生地とメレンゲを合わせる

・卵黄生地にメレンゲの1/3を加えて泡立て器でぐるぐるとしっかり混ぜます。この時は泡が多少つぶれてもかまいません。

・残りのメレンゲを加えて泡をつぶさないように、生地を泡立て器ですくい上げ、手首を返して優しく落とすようにする。泡をつぶすのがこわくてこのくらいで混ぜるのをやめてしまうとメレンゲが少し残っているので穴があく原因になります。混ぜすぎずない、でもメレンゲは残さない!!

・最後はゴムべらにかえて、ボウルの側面に着いた生地もとって生地を均一にします。このくらいツヤのある生地にする。

4. 型に流して焼く

・少し高い位置から生地を流し込む。型を軽くゆすって生地をたいらにし、菜箸をぐるぐると5〜6回まわして余分な空気をぬきます。ここで空気を抜きすぎるとせっかくのメレンゲの泡が消えてしまうので気をつけて。

・180℃に予熱したオーブンで30分焼きます。天板も一緒にあらかじめ予熱しておきます!!下からの焼成温度が低いと底上げの原因になります。 ・焼けたら15cmくらいの高さから落として蒸気を逃がして焼き縮みを防ぎます。逆さにして完全に冷めるまで4時間程度冷まします。

5.完成

・パレットナイフで型からはずしたらできあがりです。

・カットしてみても穴はなく、焼き縮みもさほどしてなく、成功しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 失敗すると心折れてしまいそうになりますが、上手に焼けたときの喜びも格別です。 失敗しやすいポイントを押さえれば、必ずおいしいシフォンケーキがつくれるはずです。失敗をおそれずにめげずに頑張りましょう!

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