世界のお菓子Part2~南米・アフリカ・ヨーロッパの旅

世界のお菓子Part2~南米・アフリカ・ヨーロッパの旅

お菓子で巡る世界旅行

こんにちは。chiyoです。 今回は、南米はペルー、アフリカ大陸はケニア、ヨーロッパはフランスに行きます!

今回紹介するお菓子は、「ペルーの郷土菓子 アルファフォレス」「ケニアの揚げパン マンダジ」「フランスの伝統菓子 ファーブルトン」の3つです。 ということで、ペルーにやってきました♪

ペルーの郷土菓子、アルファフォレス

アルファフォレスの特徴

スペインから伝わってきたお菓子ですが、その元はアラブ。挟むという意味があるようです。 中近東で生まれ、スペインに広がり大航海時代を経て南米に入ってきたという歴史をもつ郷土菓子。今ではペルーだけでなく、南米全土で食べられるようになっています。 ホロホロ食感のクッキーにコンデンスミルクで作ったキャラメルのクリームを挟みココナッツをまぶしてあるボリューム満点のお菓子です。 甘さ控えめで、ホロホロのクッキーに濃厚なクリームが絶妙です。 クリームは思いっきりたくさん挟んだ方が絶対に美味しいです。 また、缶ごと煮てキャラメルクリームを作るのは驚きました。

材料(直径約5cm、9~10枚分)

  • バター…100g
  • ショートニング…20g
  • 卵黄…40g
  • 上白糖…40g
  • コーンスターチ…150g
  • 薄力粉…70g
  • ベーキングパウダー…5g
  • レモン皮…1個分
  • コンデンスミルク…1缶

作り方

1. ボールにバターとショートニングを入れ、混ぜる。

2. 砂糖を数回に分けて加え、よく混ぜる。

3. 卵黄を数回に分けて加え、よく混ぜる。

4. コーンスターチ、薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるい、 数回に分けて3に加え、混ぜる。

5. レモンの皮を入れる。

6. 冷蔵庫で冷やし、生地を半日以上休ませる。

7. めん棒で厚さ0.4~0.6mmぐらいの厚さに伸ばし、5cm程度のセルクルで抜く。 天板に並べ、180℃のオーブンで15~20分焼成。

8. コンデンスミルクを缶ごと鍋に入れ、缶が隠れるくらいまで水を入れる。 弱火から中火で2~2時間半たく。

9. 焼きあがったクッキー生地にコンデンスミルクのキャラメルを塗り、側面にココナッツをつけて形を整える。

さぁ、いよいよ大西洋を渡り、アフリカ大陸にやってきました。

ケニアの揚げパン、マンダジ

マンダジの特徴

マンダジはココナッツミルクで捏ねています。カルダモンの香りが食欲をそそる揚げパン。 この辺りでは砂糖が高価なため、揚げパン自体にはあまり入れないようです。 が、私はちょっと食べやすくするために少し入れています。 それでも、甘さはかなり控えめです。お食事パンとしても大活躍します。 おやつとして食べる時は、粉糖やきな粉をまぶして食べると美味しいです。

材料

  • 強力粉…20g
  • 薄力粉…120g
  • イースト…4g
  • 砂糖…5g
  • 塩…2g
  • カルダモンパウダー…適量
  • ココナッツミルク…60g
  • 牛乳…30g

作り方

1. 粉類を捏ね機に入れ、牛乳、ココナッツミルクを入れて捏ねる。

2. 捏ねあがったらボールに移し、ラップをかけて30~40分程度おく。常温40℃程度。

3. めん棒で軽くおさえ、1cm程度の厚みにする。 その後、丸や三角など好みの形にカットする。

4. 常温に並べ、ラップなどをかけて乾燥させないようにする。 その後、10~15分程度発酵させる。

5. 160℃の油で揚げていく。

地中海を渡り、ヨーロッパに入りました!

普段何気なく食べているお菓子のルーツがヨーロッパ、なんてことは日常茶飯事。 すっかり私たちの生活に馴染んでいます。 今回は、まだまだ馴染みが少ないお菓子、ファーブルトンを紹介します。

フランスの伝統菓子、ファーブルトン

ファーブルトンの特徴

フランス、ブルターニュ地方の伝統菓子です。 ブルターニュ地方のお粥という語源です。 こちらは分厚いクレープのような感じのお菓子です。 日本でいうと外郎。モチモチ食感の美味しいお菓子です。 定番はプルーンを入れて作ることが多いですが、レーズンや季節のフルーツ、マーマレードを入れても美味しいです。

材料15cmのデコ型

  • 全卵…30g
  • 卵黄…20g
  • グラニュー糖…45g
  • カソナード…30g
  • 薄力粉…30g
  • 強力粉…35g
  • ヨーグルト…20g
  • 生クリーム…80g
  • 牛乳…80g
  • プルーン …適量

作り方

1. ボールに全卵、卵黄、グラニュー糖、カソナードを入れ、混ぜる。

2. 1にヨーグルトを加え、混ぜる。

3. 薄力粉と強力粉を合わせふるい、それを数回に分けて2にゆっくり加え、混ぜる。

4. 牛乳、生クリームを加える。

5. こす。

6. タッパーなどに移し、冷蔵庫で約2日間休ませる。

7. 型にバター(分量外)を塗り、グラニュー糖(分量外)をまんべんなくふる。

8. プルーンなどお好みのものを入れる。

9. 型に生地を流し入れる。

10. バター(分量外)を適量散らす。

11. 190~200℃のオーブンで25分焼成。

旅の振り返り

この3つの大きな大陸、土地によって愛される馴染みの味にかなりの幅を感じました。 どれも風景が連想されてくるような味でした。 ぜひ作りながらその土地の風土を感じてみてください。 次はいよいよ最終回! ヨーロッパを北上してからアジアへ、そして日本へ帰る予定です♪

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