春のセンバツ、優勝候補の広陵が、見事な逆転勝ちでベスト8進出です。
センバツ高校野球 3回戦 広陵(広島) vs. 海星(長崎)
広陵高校は、初回、1アウト2塁のチャンスで全国が注目のスラッガー・真鍋慧(まなべ・けいた)にまわります。痛烈なあたりですが、ここはピッチャーゴロに抑えられます。
広陵の先発は、エース 髙尾響。2回表、2アウト2塁とされ、セカンドゴロ。しかし、これがエラーとなり、海星に先制されます。
広陵は、3回にもピンチ。先頭打者にヒットを打たれ、ノーアウト1塁で海星の中軸に回ります。打球はショートへ。キャプテン 小林が、すばやくセカンドへ送球。ダブルプレーでエース 髙尾を盛り立てます。
再三のピンチをしのいだ広陵は、5回、1アウトから7番・中尾湊。力強くはじき返し、打球は右中間へ。快足を飛ばして、一気に3塁まで進みます。
ここで8番・ 髙尾。大きな犠牲フライで反撃を開始します。
さらに広陵は6回、先頭打者・田上夏衣 が変化球を見事にとらえて、ライトオーバー。続く2番・谷本颯太。迷いなくはじき返し、センターへ犠牲フライ。同点に追いつきます。
そして、7回、1アウト1塁2塁として、バッターはさきほどスリーベースの田上。強烈な打球が相手のエラーを誘い、セカンドランナーが生還、ついに逆転となります。
広陵の2年生エース・髙尾は6回以降、調子を上げて、海星打線につけ入るすきを与えません。最後は力強いストレートで三振に打ちとり、155球の完投。
広陵 3-2 海 星(長崎)
13年ぶりのベスト8進出、準々決勝はあさって29日に千葉の専大松戸と戦います。