「チラムネ」福井の桜とコラボ、実写背景のPV完成 作者の裕夢さん出身地の福井市が企画

桜並木の実写背景が登場するプロモーションビデオの一場面((c)「千歳くんはラムネ瓶のなか」著:裕夢 イラスト:raemz/小学館「ガガガ文庫」刊)

 福井県福井市が舞台のライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」(チラムネ)と市のコラボ事業の一環で、市内の桜の実写背景が使われたプロモーションビデオ(PV)が小学館ガガガ文庫公式ユーチューブチャンネルで公開されている。

 チラムネは、同市出身の裕夢さんのデビュー作で、エルパやヨーロッパ軒など市内の風景が随所に登場する。「このライトノベルがすごい!」の文庫部門で2021、22年版連覇、23年版で2位となり殿堂入りを果たした。

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 市では21、22年度と“聖地”福井を発信するコラボイベント一環で、市内の実際の背景を活用したPV作成を企画した。イラストレーター「raemz」さんの新規イラストも登場する約1分半で、足羽川堤防やさくら通り、足羽神社などの背景が使われ、春色に染まる福井の魅力を発信している。

 北陸新幹線福井開業に向けたプロモーションにも活用される。

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