ガーディアンズが正二塁手ヒメネスと契約延長へ 7年契約との報道

日本時間3月29日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ガーディアンズは24歳の若き正二塁手アンドレス・ヒメネスとの契約延長交渉が最終段階を迎えているようだ。今季からスタートする7年契約で、総額は1億650万ドル。8年目は球団オプション(年俸2300万ドル)となっている。また、救援右腕トレバー・ステファンとも契約延長合意目前だという。クリス・アントネッティ編成本部長は開幕前に少なくとも1件の契約延長が成立することを示唆していたが、その通りの動きとなった。

これまでエドウィン・エンカーナシオンの3年6000万ドルが球団史上最大の契約だったように、大型契約には消極的だったガーディアンズだが、昨季から風向きが変わりつつある。昨季は現在のチームにおける最大のスター選手であるホセ・ラミレスと7年1億2400万ドルで契約延長。ヒメネスの7年1億650万ドルはそれに次ぐ球団史上2位の大型契約となる。

ヒメネスは2021年1月にフランシスコ・リンドーアを含む大型トレードでアメッド・ロサリオらとともにメッツからガーディアンズに加入。移籍2年目の昨季は146試合に出場して打率.297、17本塁打、69打点、20盗塁、OPS.837とブレイクし、オールスター・ゲームに初選出されたほか、ゴールドグラブ賞を受賞し、「オールMLB」のセカンドチームにも選ばれた。MVP投票でも6位という高評価を受け、今やガーディアンズに不可欠な戦力となっている。

一方のステファンは現在27歳の救援右腕で、メジャー2年目の昨季は66試合に登板して63回2/3を投げ、6勝5敗3セーブ、19ホールド、防御率2.69、82奪三振の好成績をマーク。2020年12月のルール5ドラフトで加入した選手だが、ブルペンの主力へと成長した。ガーディアンズはすでに守護神エマニュエル・クラセと5年2000万ドルの契約を結んでおり、救援投手と複数年契約を結ぶのはステファンが2人目ということになる。

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