小山市中心部や思川沿岸などを彩る市花オモイガワザクラ(思川桜)が咲き始めた。市は28日、市役所西側の標準木が5輪以上咲いたとして開花を宣言したが、JR小山駅から西に伸びる祇園城通りではすでに四分咲きの木も。市は今週末に見頃を迎え、4月4日ごろには満開になると予想している。
羽川の大沼親水公園など各地区の名所では今週末以降、新型コロナウイルス禍で中止されていた「さくらまつり」が4年ぶりに再開される。
ソメイヨシノより濃いピンク色で1週間程度遅く咲く思川桜は、10片の花びらを持つ市原産の桜。市民が苗木代などを負担する「桜の里親制度」(現在は休止中)により2001年度以降、市内に約2千本が植えられ、同制度以外を含めると約3千本が市内を染める。
市によると、今年は平年より4日、昨年より3日早く開花した。