さよなら“水泳の聖地” 東京辰巳国際水泳場が30年の歴史に幕

“水泳の聖地”として親しまれた江東区の東京辰巳国際水泳場が3月30日に閉館し、30年の歴史に幕を下ろしました。

閉館に伴い行われたセレモニーには、東京都水泳協会会長でオリンピック2大会連続金メダリストの北島康介さんや日本水泳連盟の関係者らが出席しました。また、東京都の小池知事やアスリートからのメッセージ映像や、2008年にこの水泳場で北島さんが当時の世界新記録を樹立した世界大会の映像が流され、"水泳の聖地”として親しまれた30年間の歴史を振り返りました。北島さんは「本当にたくさんの人がこのプールに足を運んでくれて、一緒に良い思い出をつくってくれた。そういった一つ一つの積み重ねが歴史になる。そういう("聖地”と呼ばれる)場所にしてくれたんじゃないかと思う」と語りました。

今後、都内で国際大会が行える会場としての役割は、東京アクアティクスセンターが引き継ぎます。

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