栃木県内屈指のスイセンの名所として知られる那須塩原市沼野田和の東那須野公園で、黄色のスイセンと薄紅色の桜の競演が訪れた人に癒やしを与えている。
同公園には約14万本のスイセンと数百本の桜が植えられている。市都市整備課によると、スイセンは3月初旬に咲き始め、桜は例年より1週間ほど早く同月下旬に満開となった。
家族4人で訪れた那須町高久甲、自営業五十嵐(いがらし)千恵子(ちえこ)さん(44)は「小学生になる子どもの写真を桜の下で撮りたかった。スイセンも一緒に見られて得した気分」と喜んでいた。桜は来週前半、スイセンは今月10日ごろまで楽しめるという。
1日午前10時半からは、同公園で3年ぶりとなる「花まつり」が開かれ、地元出身の津軽三味線奏者棚瀬敬太(たなせけいた)さんの演奏会やお楽しみ抽選会が開かれる。