通学路改良で暫定歩道 茨城・取手 危険箇所を解消へ

暫定歩道の通り初めをする生徒たち=取手市上萱場

小中高生の通学路の危険箇所となっていた茨城県取手市上萱場の県道が改良されることになり、道路工事に向けた暫定歩道が完成し、3月27日、生徒や関係者が参加し開通式が行われた。

改良するのは、県道谷田部藤代線の一部。同所の歩道の一部が狭くなっており、通学路となっている県立藤代紫水高校の生徒たちが危険を指摘。地区の市立藤代中や久賀小、地域とともに声を上げたことで改良へつながった。

暫定歩道は県道脇に整備され、幅約2メートル、長さ約70メートルで「にっこり通り」と愛称が決められた。県道改良工事が終わる2025年度まで使用する。

開通式には、代表生徒や市青少年相談員、工事事務所、警察などの関係者が出席。同高の斎藤祐太さん(17)が「自転車事故をなくしたいという思いで始まった私たちの活動に多くの皆さまが力を貸してくれました。ありがとうございました」とあいさつ。来賓を含めテープカットで完成を祝い、その後、交通安全を願って通り初めを行った。

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