「信頼される自衛官に」 海自・佐世保教育隊361人が入隊

入隊式に臨む新入隊員ら=海自佐世保教育隊

 長崎県佐世保市崎辺町の海上自衛隊佐世保教育隊で7日、入隊式があり、計361人が「信頼される自衛官になる」などと決意した。8月下旬まで基礎的な訓練を受け、部隊に配属される。
 内訳は一般海曹候補生課程が266人、自衛官候補生課程が95人。全体の約4割は県内出身者という。
 西成人・佐世保地方総監は訓示で、ロシアのウクライナ侵攻を挙げ「力によって現状変更を試みようとする国家の存在が、大きなリスク要因として顕在化・先鋭化している」と強調。洋上での警戒監視のほか、自然災害にも備えており「修業後は、一人一人がその一翼を担うことになる」と述べた。
 福岡市出身の自衛官候補生、関夢羽花(せきゆうか)さん(23)は海自への憧れなどから約5年勤めたコールセンター業務から転職した。「立派な自衛官になり、海を守りたい」と意気込んだ。

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