長崎大一部移転 河野学長「夏までに考え」

 長崎大の河野茂学長は7日の定例会見で、経済学部など一部学部の長崎市中心部への移転検討について「私の任期は9月まで。(今夏開催予定の)長崎サミットまでに自分の考え方を出していきたい」と述べた。
 移転は同市常盤町の県有地を候補地として検討。担当の平野浩之理事は同学部がある片淵キャンパス(同市片淵4丁目)を売却する場合の市場動向調査を進めたい考えを明らかにした。
 また同大が昨年から受け入れていた18人のウクライナ避難民学生について今春から4人が同大大学院、5人が県外の大学に進んだと明らかにした。残る9人のうち、8人は9月まで、これまで同様特別聴講学生として支援。1人は4月下旬にウクライナに帰国予定。

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