G7保健相会合に合わせ 長崎大が国際3シンポジウム

 長崎大は7日、長崎市で5月13、14日に開かれる先進7カ国(G7)保健相会合に合わせ、熱帯病やプラネタリーヘルス、途上国の保健サービスなどをテーマにした三つの国際シンポジウムを同市で開くと発表した。河野茂学長は「長い歴史を持つ本学の医療を多くの人に知ってもらえる機会になる」と述べた。
 5月12日正午からは「顧みられない熱帯病(NTDs)の研究開発とアクセス&デリバリーの加速化に関するシンポジウム」(仮称)を公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金と開催。NTDsは年16億人以上に影響を与え、診断薬やワクチンなどのニーズがありながら研究や資金が不足しているという。
 同日午後3時からは「長崎プラネタリーヘルス専門家会合」を日本医療政策機構と開催。同15~17日は世界銀行と「長崎から世界へ 国際保健課題の解決に向けて」(仮称、長崎新聞社など後援)を開く。いずれも産官学民の関係者が世界各地から集まり、課題解決に向けた議論を深める。
 長崎大は各シンポジウムについてオンラインなどによる一般の参加について検討している。

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