板橋氏、全国最多の14選 栃木県議選 旧統一教会関与「逆風と思わず」

当選確実となり佐藤勉衆院議員と(手前)と握手する板橋一好氏=9日午後11時40分、小山市立木

 小山市・野木町選挙区の自民党現職の板橋一好(いたばしかずよし)氏(82)が14回目の当選を果たした。本県議会における自身の記録を塗り替えるとともに、全国ではこの日投開票の岐阜県議選で同じく14選を果たした猫田孝(ねこたたかし)氏(83)と並ぶ都道府県議最多選タイとなった。

 最下位の5位当選。6位の候補との票差は約300票で薄氷の勝利だった。高齢、多選批判に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体代表を務めていたことなどが逆風となった。

 報道陣に対し、板橋氏は「こんなに厳しい選挙はやったことがなかった。(支援者の力が)ありがたかった」とほっとした表情を見せた。旧統一教会との関わりについては「逆風だったとは思わない。(支援者)一人一人がそんなことは考えずに応援してくれた」と強調した。

© 株式会社下野新聞社