長崎県西海市大瀬戸町の琴平神社の春季大祭「とんばんさん」が8、9の両日あった。新型コロナウイルス感染症の影響で、3年間は境内の神事だけだったが、今年は「お下り」と「お上り」を実施。出し物は伝統芸能の獅子舞だけ披露した。
神社がある高台には江戸時代、異国船を取り締まる遠見番所があった。神社のことを地元で「とんばんさん」と呼ぶようになり、祭り名の由来にもなった。
8日は、同神社から瀬戸港近くの公民館内に設けたお旅所まで「お下り」。北川慶悟さん(21)舜悟さん(12)兄弟が獅子舞を奉納した。見物客の頭をかんで回り、無病息災を祈願。怖がり泣き出す子どもたちの姿も見られた。
同神社では大祭に合わせ、御朱印帳(2500円)を製作。100冊限定。神社総代の中島さん(電090.7151.8756)へ。
獅子舞で無病息災祈願 大瀬戸・琴平神社「とんばんさん」
- Published
- 2023/04/11 12:04 (JST)
- Updated
- 2023/04/12 12:01 (JST)
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