越前朝倉氏飛躍の拠点、黒丸城の御城印を販売 福井市立郷土歴史博物館、5月7日まで特別展

「黒丸城」の御城印=福井県の福井市立郷土歴史博物館

 福井県内市町や観光団体などでつくる「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会は、越前朝倉氏の祖、広景が築いた居城・黒丸城(福井市北西部)の「御城印」を福井市立郷土歴史博物館で販売している。

 黒丸城は、孝景が一乗谷に居城を移すまで本拠とした。南北朝時代、広景が但馬国(兵庫県北部)から福井に入り、戦国大名へ飛躍する原点となった場所。

 同館では5月7日まで、一乗谷繁栄の痕跡と朝倉氏のゆかりをたどる春季特別展「いまに残る一乗谷の記憶」(福井新聞社共催)を開催。朝倉氏が滅亡して450年となることから、特別展と合わせて歴史を知るきっかけにしてもらおうと御城印を発行した。

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 デザインは「越前朝倉氏居城 黒丸城」の文字とともに、朝倉氏の家紋「三つ盛り木瓜(みつもりもっこう)」をあしらった。1枚300円(税込み)で、一人2枚まで。千枚発行し、同館の受付窓口で販売している。

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