大田原市の相馬憲一(そうまけんいち)市長は13日の定例記者会見で、ふるさと納税の返礼品として、糖度が高いことで知られる市特産の「五峰美(ごほうび)トマト」を新たに追加したと発表した。イチゴのとちあいか、渡辺酒造の日本酒「旭興」8種も加えた。
市によると、五峰美トマトは、市内の1農家が50年以上トマト作りを続ける中、種メーカーと共同で行った品種テストを通じて生まれた。商標登録し、現在は市内の3農家だけが出荷できる。地元の直売所や限られたスーパーにしか出回っていない。
返礼品としては1万円の寄付で2キロ、2万円で4キロが贈られる。
五峰美トマトと、とちあいかは生産時期などに合わせ5月末までの提供を想定する。旭興には限定酒も含まれている。
相馬市長は「地元でも貴重で手に入りにくいおいしいトマトや、とちあいか、日本酒を返礼品とすることで、大田原の魅力を発信したい」などと述べた。
一方、新たに「auPAYふるさと納税」「セゾンのふるさと納税」への情報掲載を始めた。市のふるさと納税情報を掲載したサイトは七つになった。