1月にJ1湘南の代表取締役GM(ゼネラルマネジャー)に就任した坂本紘司氏(44)が13日、オンラインで取材対応し、チームの序盤戦の戦いぶりや課題について自身の考えを述べた。
主な一問一答は次の通り。
―シーズン序盤を振り返って。
「開幕前から手応えがあった。山口監督が引き続き指揮を執って、多くの選手が残り、戦術が浸透した中でスタートできたのは大きい。チャンスをたくさんつくり、楽しんでもらえるサッカーをしている」
「まだ試合巧者というか、勝ちきる、常勝チームになる少し手前でもがいている印象。(リーグ)7位はクラブとしてうれしいが、監督・選手は全然満足していない。これからすごく期待できると思う」
―リーグ全体の印象は。
「それほどずば抜けたチームはない。『徹底してこれをやるぞ』という一貫性を持ったチームが勝ち点を取っている印象」
―総得点(15)が現在リーグ1位だ。
「偶然ではなく必然性を高めるために、11人が共通の考えでボールをどう運んでいくことからスタートした。DFラインから前方にボールを放り込むだけではなく、しっかりポジションを取って、ボールを動かすことに取り組んできた」
「相手にとって危険なエリアをどう取るか、どのタイミングで走るのか、ボールを出すのか。チームとしてこう攻めるというのを継続している。一昨年から取り組んできたことが少しずつつながってきた。勝ち負けに左右されずにやり続けることが大事だと感じている」
―これまでの課題は。
「ボールを失うことが多く、守備をしなければいけない回数が多かった。簡単に相手にボールを渡さず、保持できるところはする。これまでは狭いエリアでも何も考えずに突っ込むシーンが多かったが、どこのエリアを攻めるのかをかなり整理している」