弁当やオードブル食べた25人が下痢、嘔吐…福井県の飲食店で食中毒、3日間の営業停止処分

 福井県は4月13日、福井県若狭町の飲食店が調理、提供した弁当やオードブルを食べた25人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、このうち4人が食中毒と診断されたと発表した。

 25人は10~70代。入院した人はおらず、全員回復に向かっている。県は食品衛生法に基づき、同店を15日まで3日間の営業停止処分にした。

 弁当を食べた人が11日、二州健康福祉センターに「体調不良者が複数出た」と報告した。同店は同日から営業を自粛している。

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 県医薬食品・衛生課によると、同店は9日に2グループ15人に弁当、10日に1グループ18人に店内でオードブルなどを提供した。メニューはイカの塩焼きや卵焼き、焼き魚、刺し身など。有症者や調理者からノロウイルスが検出されたことなどから、同店の食事が原因の食中毒と断定した。

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