“強者”ヴィッセル神戸!激動28年の「歴代最高ユニ」9着はこれだ

阪神・淡路大震災と同じ1995年に誕生し、今年で28年目を迎えたヴィッセル神戸。

運営会社の経営破綻や三木谷浩史氏が代表を務める楽天グループの登場など、この28年間はクラブにとって激動の歴史でもあった。

ここでは、その28年間のユニフォームから最高の9着を選んだのでご紹介したい。なお、画像の関係で90年代の素晴らしきユニは残念ながら対象外としている。

2020 25周年

ヴィッセル神戸 2020 Asics 25周年記念

選手:酒井高徳

1995年にヴィッセル神戸としてスタートしてから25周年を記念した特別ユニフォーム。クラブの原点であり2004年までホームキットに使用したホワイト&ブラックの“白黒ストライプ”が復活した。

このキットは夏のJ1リーグ3試合(横浜F・マリノス戦、FC東京戦、セレッソ大阪戦)で着用している。

2019 アウェイ

ヴィッセル神戸 2019 Asics アウェイ

選手:古橋亨梧

J1を8位で終えたこのシーズンのユニフォームには、クラブ史上初となるボーダー柄を採用。ホワイトとライトグレーで構成する縞模様の爽やかなデザインは港町・神戸の雰囲気によく似合う。

フランス代表のマリンボーダー柄を彷彿させるデザインで、それまでの神戸のユニには無かった新しいタイプの登場となった。

2018 ホーム

ヴィッセル神戸 2018 Asics ホーム

選手:アンドレス・イニエスタ

神戸の歴史・伝統であるストライプをクリムゾンレッドの濃淡で表現したホームキット。このシーズンに加入したイニエスタが最初に袖を通した神戸のユニとなった。

シャツ全体にホームタウン神戸に隣接する瀬戸内のおだやかな波を表現した“ヘキサゴン(六角形)”を描き、エンブレムを中心に波が広がるようにデザインしている。

2018 アウェイ

ヴィッセル神戸 2018 Asics アウェイ

選手:ルーカス・ポドルスキ

ホームと同じく伝統のストライプにヘキサゴンを重ね合わせるデザイン。アウェイのキットカラーには、初期のユニフォームや旧エンブレムに使われていたアクアブルーを採用となった。海を思わせる色が実に鮮やかだ。

2017 ホーム

ヴィッセル神戸 2017 Asics ホーム

選手:田中順也

天皇杯ベスト4入りを果たした2017シーズンのユニフォームは、クラブの伝統であるストライプ柄を採用。背面には神戸の美しい夜景を彩る「ポートタワー」をイメージした赤い蛍光色のラインを配する。

胸のスポンサーロゴマークは当初、2016モデルと同じ“丸囲みのR”デザインだったが、その後に画像のスタイルへの変更を発表した。

2013 ホーム

ヴィッセル神戸 2013 Asics ホーム

選手:相馬崇人

2012シーズンのJ1を16位となりJ2降格が決定。1年でのJ1復帰を目指した2013シーズンのユニフォームデザインは、フェアプレーの精神をホワイトで表現し、クリムゾンレッドに希望と歓喜を重ね合わせている。

肩から袖にかけてのアシックスストライプ(メキシコライン)が独特なデザイン。このキットを着たJ2では最終的に首位ガンバ大阪に次ぐ2位でフィニッシュし、見事ストレートでのJ1昇格をつかみ取った。

2004 アウェイ

ヴィッセル神戸 2004 Asics アウェイ

選手:朴康造(パク・カンジョ)

クラブが大きな変化の時を迎えた2004シーズンのアウェイユニフォーム。J1を11位で終えたこのシーズンから、ユニの胸部に「楽天」のロゴマークが収まることとなる。

ホワイトを基調に首周りや袖口、そしてパイピングにブラックを配したシンプルな好デザイン。漢字のスポンサーロゴも今となっては懐かしい。

2004 ホーム

ヴィッセル神戸 2004 Asics ホーム

選手:三浦知良

2003年末にそれまでの運営会社が経営破綻し、クラブに激震が走る。そして2004年に別会社へ営業権を譲渡したことで“新生ヴィッセル神戸”が誕生。クラブを取り巻く環境が文字通り激変した年となった。

ホームキットは胸スポンサーを変えて2003シーズンモデルの白黒ストライプを継続使用。2005年からはキットカラーをクリムゾンレッドに変更したため、これが最後の白黒モデルとなった。神戸といえば今でもこの2色ストライプという印象が強い。

2003 アウェイ

ヴィッセル神戸 2003 Asics アウェイ

選手:アリソン

一つの時代の終焉を迎えた2003シーズンのアウェイユニフォーム。胸のスポンサーロゴはこのシーズンのみ「Kawasaki(川崎重工業)」を付けた。存在感ある襟付きも懐かしいデザインである。

当時のエンブレムは2004年まで使われた旧デザイン。円形のクラシックなスタイルで、海をイメージするヴィッセルブルーの中に港町神戸のチームらしく帆船を描く。

当時を知るサポーターにとっては、今でも愛着のあるエンブレムではないだろうか。

今ではレアな懐かしのユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”に戻れるデザインは見ているだけでも楽しいはず!

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