フランス女子代表、W杯の新ユニを発表!ショーツは「白から青に変更」

フランスサッカー連盟(FFF)とキットサプライヤーのNikeは3日、今夏開催される女子ワールドカップ2023に向けたフランス女子代表の新ユニフォームを発表した。

France Women's 2023 Nike Home

2023新ホームユニフォームは、いつになく淡いブルーを基調色に採用。ライトブルーとも言えるこの色は、1920年代に初めて女子チームが着たユニフォームのカラーに触発されたものだ。

1920年4月30日に行われたイングランド女子との非公式な試合で、フランス女子はこの色のユニフォームを着用。2-0でフランス女子が勝利したその試合には、驚くことに25,000人もの観客が詰めかけたという。ある意味でこのブルーは、フランス女子代表チームの起源と言える色だ。

France Women's 2023 Nike Away

2023新アウェイユニフォームは定番のホワイトを基調とし、フランス女子代表チームが非公式に試合を行った1920年に流行していた芸術にインスパイアされたデザイン。フランス国旗色で彩る袖口のグラフィックが美しい。

その芸術とはオルフィスムと呼ばれ、抽象絵画の一種とも言えるもの。今回のキットには手描きパターンで六角形をデザインするが、これはFFFのエンブレムの形状と共通する。

フランスのホームキットといえば男女ともに「青のシャツ、白のショーツ、赤のソックス」という国旗3色の組み合わせが定番だったが、今回の2023モデルに白ショーツは見当たらない。

これについてFFFやNikeからの説明はないが、イングランド女子代表と同じように選手の月経(生理)時の不安解消が目的で廃止したものと考えられる。

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W杯は4大会連続5回目の出場となるフランス。オーストラリアとニュージーランドを舞台に7月20日から始まる2023大会ではグループFに所属し、ジャマイカ、ブラジル、パナマと対戦する。

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