「かわいさ世界一」ヒツジの赤ちゃん2頭公開 那須どうぶつ王国【動画】

飼育場を元気に走り回るヴァレーブラックノーズシープの2頭の赤ちゃん=14日午前11時5分、那須町大島

 栃木県那須町大島の「那須どうぶつ王国」で3月に生まれたヒツジ「ヴァレーブラックノーズシープ」の赤ちゃん2頭の一般公開が14日、同園王国ファームの展示場で始まった。

 同園によると、ヴァレーブラックノーズシープは、スイス山岳地方の原産。全身真っ白い毛で覆われているが、顔や耳、足先などは黒い毛で覆われているのが特徴。子どもに人気のアニメキャラクターのモデルとなったことで人気が高まり、ファンから「世界で最もかわいいヒツジ」と評されているという。

 2頭は、いずれも3月29日に生まれた雄で、体長は約50センチ。体重は約7.6キロと、誕生時から約2週間で2倍に増えた。この日は母親「シオン」のそばで草を食べながら、時折飛び跳ねてじゃれ合うなど愛くるしい姿を見せた。

 足利市今福町、主婦益田泉(ますだいずみ)さん(49)は「かわいいし、ずっと見ていて飽きない。このまま仲良く、大きく育ってほしい」と話した。同品種の公開施設があるのは国内2カ所だけで、東日本では同園のみ。飼育員の伊藤萌栞(いとうもえか)さん(22)は「2頭は好奇心旺盛で何に対しても興味津々。ぬいぐるみのようなかわいさを見に来てほしい」と来場を呼びかけていた。

来園客の注目を集めるヴァレーブラックノーズシープの2頭の赤ちゃん=14日午前10時30分、那須町大島

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