2年ぶり“黄砂”飛来 コインランドリーは利用者増 中古車店は「洗車ばっかり」=静岡

中国大陸からの黄砂が日本列島に飛来し、静岡県内でも4月14日昼頃にかけて飛来したとみられています。県内では2年ぶりとなった黄砂の飛来ですが、さまざま様々なところに影響を及ぼしています。

静岡市駿河区にあるこちらのコインランドリーは、黄砂が飛ぶとの予報を見て、家での洗濯を控えた人が駆けつけ、通常時の約3割ほど利用者が増えているといいます。

<ホワイトウイングス 増田勇輔マネージャー>

「(黄砂の話題を)テレビでもやっていて、それを見て外で干すのが心配だと言って来店するお客さんも多い。(乾燥機を)回したことがない初めてのお客さんも多いので、使い方が分からないという問い合わせも多く、新規客が増えていると実感している」

県内では2年ぶりに黄砂が飛来したとみられています。気象庁のデータを見ると、13~14日にかけて日本列島全体に黄砂が飛来する予測となっていました。久しぶりの黄砂はさまざまなところに影響を及ぼしています。

静岡市駿河区の中古車販売店です。常時50台の車が展示されているこちらの店は、連日の黄砂に頭を悩ませています。

<コーヨー自販 丹羽誠フロントリーダー>

「全ての車を毎日洗車するのは大変なので、車によっては雑巾で拭き上げたりするが、このまま擦ってしまうと傷がついてしまうので、どうしても雑巾で拭くことはできず、洗車機にかけて対応している」

こちらの展示車は3日前に洗車したばかりということですが、黄砂の汚れが目立ちます。洗車してもすぐに汚れてしまうため、常に洗車機を動かし、一日で15台ほど洗車をしているといいます。

<コーヨー自販 丹羽誠フロントリーダー>

「この時期は神経をつかって、毎日、展示車両の洗車と納車前の車の洗車と洗車ばっかりしてますね」

いったんピークは過ぎたとみられる黄砂ですが、今後も注意が必要です。

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