迫力の獅子7頭展示 富山・小矢部の福町神明宮が初企画

迫力ある獅子頭を展示した会場=福町神明宮

 小矢部市中心部の福町地区にある6町の獅子頭を集めた展示会が16日、同市の福町神明宮で開かれ、住民らが迫力ある姿に見入った。少子高齢化で維持が難しくなっている地元の獅子舞を盛り上げようと、神明宮が初めて企画した。

 展示は神明宮の春季祭「春福まつり」の一環。2020年に行う予定だったが新型コロナの影響で延期していた。

 福町1丁目、同2丁目、同3丁目・新橋通、蔵前町、中島町が一つずつ、社内が二つを出展。このうち現在活動しているのは福町1丁目と社内のみとなっている。大峯智之宮司(70)は「今回をきっかけに、地区の獅子舞の魅力が広まればうれしい」と話した。

 市獅子舞連合会の藤本雅明会長と牧本雄一幹事による講演会もあり、市内外の獅子舞の歴史や特徴について映像を交えて伝えた。

7頭の獅子頭がずらりと並ぶ
小矢部市内外の獅子舞の歴史などを伝えた講演会

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