平和大通りの樹木 「回復が見込めない」31本を伐採へ 3月の倒木 受け…

広島市の平和大通りで3月、街路樹が倒れたことを受けて、広島市が緊急点検をした結果、伐採が望ましいと認められる樹木が全部で31本あることが分かりました。G7広島サミットが来月、開催されますが、広島市は4月中に伐採作業を終えることにしています。

広島市中区の平和大通りでは3月22日の夜、樹齢およそ60年、高さ16メートルのクヌギが倒れ、車を直撃しました。

これを受けて広島市は3月24日から平和大通りにある1825本全ての樹木を対象に緊急一斉点検を行い、そのうち264本が将来的に倒木につながる可能性があることが分かりました。

さらにこの264本について広島市は樹木医による精査を行っていました。その結果、木の勢いが弱まって回復が見込めないため、伐採が望ましいと認められた樹木がイチョウやケヤキなど全部で31本あったということです。

31本については直ちに倒木の恐れはないということですが、広島市は4月18日から順次、伐採を開始し、28日までには作業を終えることにしています。

残りの233本については今後、せん定したり、肥料を与えたりして、樹勢の回復を待つということです。

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