レッサーパンダで知られる福井県の鯖江市西山動物園でインドクジャクの雄が繁殖期に入り、目玉模様の華やかな羽を広げる「求愛ポーズ」を見せている。飼育員によると、晴れた日の午前に見られる確率が高いという。
インドクジャクは雄、雌の2羽。ともに2005年生まれで10年に静岡市の動物園から鯖江市にやって来た。高齢夫婦となった今も仲むつまじい様子が見られる。
晴れ渡った4月中旬の朝、雄は長さ約1.5メートルの飾り羽を扇状に広げ、あふれんばかりの愛をアピールした。長年連れ添う雌は、じっとしたまま、そっと受け止めているようだった。
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春から夏の繁殖期が終わると、飾り羽は抜け落ち、12月ごろから再び生えてくるという。