「ヴィラそのぎ」5月オープン 東彼杵・一ツ石郷にグランピング施設 全客室に天然温泉付き

米国製のまきストーブなどを備えた客室=東彼杵町一ツ石郷、ヴィラそのぎ

 手ぶらで豪華なキャンプが楽しめる天然温泉付きグランピング施設「ヴィラそのぎ」が5月1日、東彼東彼杵町一ツ石郷の山あいにオープンする。運営会社は「全客室に温泉がある施設は県内初ではないか」と話している。
 コロナ禍によるアウトドア志向の高まりを受け、子育て世代がゆっくりできる宿を提供しようと、大村セントラルホテル(大村市)が系列の温泉旅館「そのぎ茶温泉 里山の湯治 つわぶきの花」隣に整備した。
 「ヴィラそのぎ」は、屋外にテラスを備えた客室8棟(建物面積各33平方メートル)、大型車も停車できる10台分のオートキャンプ区画、キャンプファイア場で構成。客室は天然温泉を掛け流しで楽しめるヒノキ風呂のほか、冷暖房、まきストーブを完備した。温泉は「美人の湯」といわれるメタケイ酸を多く含む。テラスにはグリルを備え、バーベキューが楽しめる。施設の標高は約290メートル。山林や茶畑が周囲に広がり、夜は満天の星空を堪能できるという。
 同ホテルの矢野義範会長は「雑木林でカブト虫やクワガタ捕りもでき、自然と触れ合える。家族でリラックスしてほしい。交流人口増につなげ、地域を元気にしたい」と話した。予約は同施設のホームページや旅行サイトで受け付ける。

© 株式会社長崎新聞社