世の中に新しいアイデアを! 日本文理大学付属高校発明クラブ 【大分県】

今年1月に開催された「第3回全国知財創造実践甲子園2022」で優秀賞を受賞した日本文理大学付属高校の発明クラブ。大会は全国から10校11チームが参加し、テーマに基づいたさまざまなアイデアを発表した。

発明クラブは、台車ロボットで日々の買い物を効率化するロボットの活用法や、海外での制服の普及やブランディングを視野に入れたアイデアを提案した。プレゼンを担当した川野颯大(3年)と河内孔希(同)は「(学生服メーカー)企業の広報担当の方から大人では気付くことのできないアイデアで、もう少し話を聞きたいという声をいただきうれしかった」と喜ぶ。

部員がさまざまなアイデアを考える

同校は知財(発明)教育を実施する中で、過去にも文部科学省や特許庁が実施した「パテントコンテスト」で特許出願支援対象に選出された他、「全日本学生児童発明くふう展」での入賞など多くの受賞歴があり、過去の実績がクラブ設立につながった。「世の中を少しでも良くしたいという気持ちから設立したクラブ。部員たちが日頃からさまざまなことを考えることが大切になる」と顧問の安東慎一郎教諭。「これからも個々の観点から生まれる気付きなど部員たちの新たな才能を見つけていきたい」と話す。

クラブの活動は週2回ほど。他の部と兼任している部員も多いが、年間10回ほどの大会に出場しているという。部長を務める三浦恵龍(3年)は、「もっと賞を取っていきたい。部員を増やして実績を重ねながらクラブから部にしたい」と今後の目標を語り、今年もまた新たなメンバーと多くのアイデアを具現化していく。

目標はクラブから部活に!

(塩月なつみ)

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