恐竜ロボや標本、福井県産業会館に集結 企画展「THE恐竜in福井」4月21日開幕 

企画展「THE恐竜in福井」の内覧会で公開されたティラノサウルスの動くロボットなど=20日、福井市の県産業会館(中野克規撮影)
ティラノサウルスとトリケラトプスの対決シーンなどが再現された「THE恐竜in福井」
開幕を控え展示物を確認するスタッフ
全身骨格などが並ぶ企画展「THE恐竜in福井」
全身骨格などが並ぶ企画展「THE恐竜in福井」

 福井とアジアの恐竜に焦点を当てた県立恐竜博物館(勝山市)の企画展「THE恐竜in福井~恐竜博物館を飛び出した恐竜たち」(同館、福井新聞社、福井放送、福井テレビでつくる実行委員会主催)が21日、福井市の県産業会館で始まる。内覧会が20日あり、恐竜の迫力ある実物大ロボット6体や、精巧な全身骨格18体が一足早く報道陣に公開された。

 恐竜博物館は今夏のリニューアルに向け休館中。企画展では標本など計約120点を展示する。県産業会館1号館を6ゾーンに分け、恐竜の生態や進化、県内の発掘の歩みなどを分かりやすく紹介する。

 「福井の恐竜ゾーン」では、実物大ロボット5体を並べて約1億2千万年前の福井を再現。ロボットに関連する骨格標本もあり、見比べることができる。「アジアの恐竜ゾーン」では、ともに原始的な種が中国で見つかっているティラノサウルスの実物大ロボットと、トリケラトプスの模型による“対決”が見られる。

 企画展は5月14日まで。観覧チケットは日時指定で、恐竜博物館ホームページから購入する。一般千円(土日祝日と5月1、2日は1500円)、小中高生700円(同千円)。問い合わせは同館=電話0779(88)0001。

 1号館ではゴールデンウイーク(GW)期間を中心に研究員の無料講演会がある。2号館ではタイの発掘現場の石を使った有料の発掘体験(小学生以上対象、1200円)などができる。(大西崇弘)  

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