茨城県那珂市戸の戸村観音文殊院(内山晴隆住職)で17日、春恒例の大祭が3年ぶりに開かれ、本尊・十一面観音を開帳し、厄よけや除災を願う大護摩祈願が行われた。
午前11時に鈴の音を合図に本堂で行われた大護摩祈願では、御詠歌などが響く中、立ち上がる炎に護摩札をかざし、参列者の家内安全や商売繁盛、安産を祈願した。
内山住職は「3年ぶりに祭事が復活し、大変うれしい。日本には四季折々の神事があるが、日本の文化を大切にし、一人一人思いやりの心を持ち続けてほしい」と話した。
午後には奉納演芸大会なども行われ、檀家(だんか)や地域の住民でにぎわった。