茨城県笠間市笠間の笠間つつじ公園で、52回目の「笠間つつじまつり」(笠間観光協会主催)が開かれている。同協会によると、今季は開花が例年より10日ほど早く、既に見頃を迎えている。好天に恵まれた20日は、中高年層を中心に多くの人が訪れ、ピンク系を中心に、赤、白、紫など花盛りの風景を楽しんでいた。5月7日まで。
同公園は、小高い山にあり、斜面に25品種8500株のツツジの名所。元々は、1960年代半ばに住民の「一株寄付運動」などで苗木が植えられた。現在の「つつじまつり」は71年から続いている。
娘と訪れた茨城県下妻市の緑川裕子さん(83)は「来たのは30年ぶり。ツツジが大きくなった。とてもきれい」と笑顔。初の試みで、電動車椅子の無料貸し出しも行っており、利用した同県取手市の酒井輝海さん(74)は「助かる」と喜んだ。開園時間は午前8時～午後6時。入場料大人500円、中学生以下無料。問い合わせは同協会(電)0296(72)9222。
