ヒノキ端材で新グッズ 来月11日試験販売 矢板・協力隊員室井さん

ヒノキ端材で試作した「ともなりくん」グッズのコースターを手にする室井さん

 矢板市地域おこし協力隊員の室井拓也(むろいたくや)さん(36)が、ヒノキの端材を活用した市のキャラクター「ともなりくん」グッズを試作した。市内の製材会社から無償提供を受け、バッジ、コースター、箸置きに加工した。今後、試験販売を経て、製品化を目指す。

 市農林課によると、沢の製材会社マルハチから端材の利活用方法の相談があり、林業振興に取り組む室井さんが昨年10月から試行錯誤してきた。東泉にある自身の工房で、乾燥、成形、レーザーによる刻印を行い、ともなりくんをあしらった3種類のグッズを作った。

 グッズは5月11日に矢板の道の駅やいたで試験販売する。室井さんは「芯のある端材を割らずに乾燥させるのに苦労した。来場者の声を聞きニーズを確かめ製品化していきたい」。斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は「(製品化されれば)市として購入し活用していきたい」と話した。

 

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