FWキープ失敗は1ホールだけ ショット復調の西郷真央が今季初ノーボギー

復調したショットで5バーディを量産(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 2日目(21日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

“暗闇”に包まれる中、6番で短いパーパットを決めると日没サスペンデッドのホーンが鳴った。西郷真央は15ホールで5つ伸ばし、73位から日本勢最上位となる通算3アンダー暫定17位まで駆け上がった。

15ホールをボギーなしで回った(撮影/村上航)

前日から降り続いた雨の影響で2時間遅れた第2ラウンドのスタートは午後3時43分。後半4番(パー5)に入るころには、もう夕明かりで影が伸びていた。

4番のドライバーショットがこの日初めてフェアウェイを外したものの、バンカーショットをグリーン手前まで運んで3オン2パットのパー。「(終えるのは)難しいかなと思っていたので、焦らずに」と気持ちを落ち着けて5番(パー4)に入り、フェアウェイから手前2mにつけて5個目のバーディを奪った。

小暮キャディとグータッチ(撮影/村上航)

6番のグリーンに着いたときには、選手送迎用の車が控えている状態。右手前から寄せワンのパーを拾った。3ホールを持ち越したとはいえ、ボギーなしのラウンドは今季初。「ショットが良くて、スコアメークできたのがすごく良かった」とうなずく手ごたえを、フェアウェイキープ率91.66%(11/12)、パーオン率86.66%(13/15)のスタッツも証明している。

「あした以降も、気を引き締めて頑張りたい」。復調したショットを自信に、メジャーの週末へ臨む。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

<西郷真央のメジャー戦績>
2022年
AIG女子オープン 予選落ち
アムンディ エビアン選手権 3位
全米女子プロ 30位
全米女子オープン 44位

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