起死回生の179ydイーグル 西村優菜「進めて良かった」

午前5時30分にコース入り(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 3日目(22日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

予選通過圏外の暫定66位で第2ラウンド5ホールを持ち越していた西村優菜が2つ伸ばし、通算イーブンパー49位に浮上して決勝ラウンド進出を決めた。

出だしボギーは寒さで体も動かなかった(撮影/村上航)

再開ホールの14番こそボギーとしたが、15番で2打目を1mにつけるバウンスバック。残り3ホールで予選通過まであと1打。「もうひとつ頑張ろう」と入れ直した気合が、パー4の16番で劇的な一打を生んだ。179ydの2打目がグリーンの尾根を転がってカップイン。起死回生のイーグルで滑り込んだ。

最終ホールはパーで終了(撮影/村上航)

「とりあえず、進めて良かった」と喜ぶ顔には、やはり疲れがにじむ。最終組に入っていた2日目はコースコンディション不良でスタートが2時間遅れ、午後4時5分のティオフ。日没までプレーし、コースを出たのは午後8時過ぎだった。「さっきコースにいたばかりなのにな…」。約9時間後には第2ラウンド再開に向けてコースで調整を始めていたという。

終わって1時間半後にまたスタート(撮影/村上航)

「できるだけ上位に行けるよう頑張ります」。残り36ホールの勝負へ気持ちを奮い立たせた。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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