「そういう日かな」渋野日向子はショット荒れても今週初のアンダーパー

ショットの感触は「うーん…」(撮影/村上航)

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 3日目(22日)◇ザ・クラブatカールストン・ウッズ ジャック・ニクラスシグネチャーC (テキサス州)◇6884yd(パー72)

スタートホールでティショットを右に曲げた渋野日向子は「きょうはそういう日かな」と切り替えた。3打目のアプローチを寄せて3オン1パットのパーセーブ。ショットの調子が納得とはほど遠い中でも「71」にまとめ、「アンダーで回れて良かった」と少し表情を緩ませた。

「曲がる日かな」という1Wショットでも耐えた(撮影/村上航)

「荒れまくっている」というショットの感覚はスタート前からスッキリしなかった。出だし10番こそパーでしのいだが、11番でフェアウェイからの2打目がショートして3オン2パットのボギーが先行。後半4番では「一番やってはいけないことをしてしまった」と3打目がバンカーにつかまり、4オン2パット。パー5でスコアを落とした。

バンカーに5回もつかまった(撮影/村上航)

それでも今週初のアンダーパーで乗り切った。前半は最初のボギー直後の12番(パー3)、13番(パー5)とチャンスにつけて2連続バーディ。後半2番もセカンドを3m弱に絡めて伸ばし、バーディパットが右を抜けた6番も、左から5ydに切られたピンに対して狭いエリアへ2打目を乗せた。

日本勢最上位で最終日へ(撮影/村上航)

4バーディ、3ボギーのラウンドに「それなりに耐えられて良かった」と及第点をつける。「簡単ではないコースですけど、アンダーを出して帰りたい」。日本勢最上位の29位で最終日へ向かう。(テキサス州ザ・ウッドランズ/谷口愛純)

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