ネーミングライツ、岩手県内に定着 愛称の分かりやすさが課題

 

 企業が施設の命名権(ネーミングライツ)者となる事業が、岩手県内で定着してきた。県施設は現在5件で、3件は今月追加。盛岡市も開場したばかりの野球場きたぎんボールパークなど5件で運用する。企業は自社アピールと社会貢献、自治体は財政負担軽減という「ウィンウィン(相互利益)」の事業への注目は高まる。さらなる拡大には愛称の「分かりやすさ」も重要で、PRと利用者に浸透する工夫が求められる。

 県の事業は2013年度スタート。10年が経過した23年度、盛岡市の県営運動公園陸上競技場を「純情産地いわてトラフィール」とするなど3件が加わった。

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