「未来の佐々木朗希」育む場に 大船渡、室内練習場の整備進む

5月の完成に向け整備が進む室内練習場の状況を確認する新沼丞さん

 大船渡市大船渡町の新沼丞さん(61)は、自身が経営するガソリンスタンド敷地内に、野球の打撃練習などができる多目的の室内練習場「Jスタジアム(仮称)」の整備を進めている。プロ野球ロッテの佐々木朗希投手は大船渡高野球部での教え子で「この練習場から、第二、第三の朗希が出現するかもしれない」と完成を待ち望む。

 「スタジアム」は鉄骨造り約500平方メートルのテントハウスで、国道45号沿いに整備。世界の自動車メーカーの電気自動車(EV)開発や原油価格の高騰で厳しい経営環境が続く中、業種転換などを支援する国の事業再構築補助金を活用した。総事業費は約6千万円。

 今月中旬に外装は完成した。会員制を想定し、近くホームページを開設し順次最新情報を公開、予約受け付けなども行う予定。5月中旬の完成、内見会を経て7月ごろの本格稼働を目指す。

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