春の夜空に咲く大輪 佐野西LCが花火大会

春の夜空を彩る打ち上げ花火

 ライオンズクラブ国際協会333-B地区が22日夜、「花火大会」を栃木県佐野市内の道の駅どまんなかたぬま近くで開催した。約4千発の花火が春の夜空に、鮮烈で色とりどりの大輪の花を咲かせた。

 第69回年次大会の前夜祭として、佐野西ライオンズクラブの主管で今回初めて実施した。新型コロナウイルス禍やウクライナへのロシアの侵攻、それに伴う経済不安など、暗くなりがちな世相の中で、地域の人々の気持ちを少しでも明るくし、元気づけることなどが狙い。

 花火は、主要花火大会で日本一の内閣総理大臣賞に20回も輝くなど、現代の名工で花火師界のレジェンドともいわれている野村陽一(のむらよういち)氏が手がけた。趣向を凝らした花火が打ち上げられ、夜空に開く度に、大勢の観客から拍手と歓声が上がっていた。

 島田文男(しまだふみお)前夜祭実行委員長は「多くの皆さんの支援があって、開くことができた。多くの人たちに喜んでいただけてよかった」と話している。

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