長崎県高校春季選手権 バレー女子 純心女が43年ぶりV つなぎのバレーで2冠目

【バレーボール女子決勝、純心女-聖和女学院】第2セット、純心女のOH原口がスパイクを放つ=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 長崎県高校春季選手権は22~24日、各地で3競技が行われ、バレーボールの女子決勝は純心女が聖和女学院を2-0で退けて、1980年以来、43年ぶりの優勝を飾った。
 55年ぶりに制した1月の県新人大会に続き、43年ぶりに春の県タイトルを手にしたバレーボール女子の純心女。主将のOH中嶋は「プレッシャーがあって、課題も山ほどあるけれど、テーマだったつなぎのバレーができたのは良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 聖和女学院との決勝は一進一退の攻防となる中、純心女は守備で粘り、中嶋、OH原口、MB橋田を軸に加点。25-22で先取した。第2セットは8連続失点して1-8とリードされたが、焦らずに「一から切り替えてやろう」(原口)と反撃。セッター木下のサービスエースなどもあり、最後は25-23で競り勝った。
 次に目指すのは1975年以来の県高総体優勝。田浦監督は「点に表れない細かなミスがある。どんな時でも“これだけは絶対やれる”という力が必要」とさらなる奮起を促し、中嶋は「今回より成長した姿を卒業生たちにも見せて感動してもらいたい」と飛躍を誓っていた。

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