「人口減に立ち向かう」 新長崎市長・鈴木氏に当選証書

当選証書を受け取る鈴木氏=長崎市議会議場

 統一地方選後半戦の長崎市長選で初当選を果たした鈴木史朗氏(55)と、市議選で当選した40人への当選証書付与式が25日、市議会議場であった。
 市議選には57人(現職35、元職2、新人20)が立候補し、現職30人と新人10人が当選。任期は市長が26日から、市議が5月2日からそれぞれ4年。付与式で市選管の國弘達夫委員長が当選証書を手渡し、新人議員の胸には議員バッジが着けられた。
 式後、鈴木氏は記者団に「人口減少に立ち向かうため、全身全霊をかけて取り組むという思いを新たにした。市民の悩みに寄り添って市政を運営したい」と意気込みを語った。
 当選者の中で最年少の国民新人、山口喬之氏(29)は「長崎を出た同世代の若者が帰ってこられるよう、働く環境や子育て環境の整備に力を入れる。先輩議員の指導のもとで成長し、長崎の未来を切り開きたい」と表情を引き締めた。漁協顧問などを務める無所属新人、阿部希氏(41)は「(証書をもらい)やる気がみなぎった。きちんとものを言える議員になりたい」と笑顔で話した。

© 株式会社長崎新聞社