「爆発物テロ 未然に防ぐ」薬品販売店で不審者対応訓練 警察と連携確認=浜松・天竜区

爆発物の原料となり得る化学物質を販売する浜松市天竜区の薬局で4月25日、不審者の対応訓練が行われました。

この訓練は5月に開催予定のG7広島サミットを前に、爆発物を使ったテロを未然に防ぐことなどを目的に行われました。警察官が不審者役を務め、薬局の店長が対応。店長は薬品を買いに来た不審者が店を出るとすぐ警察に電話を掛け、不審者が来店したことや特徴などを報告しました。

<秋元薬局 秋元久志店長>

「なかなかこういう機会がないので1回やっておけば何かあった時に対応が比較的にスムーズにいくかなと思いました」

劇物に指定されている一部の化学薬品は、氏名や住所を確認した上で身分証明書の提示がなければ一般の客は購入できません。

<天竜警察署 警備課 内田康裕課長>

「使用目的とか使用量、何が欲しいのか、その辺はよく確認をしていただければと思います」

爆発物をめぐっては4月15日に岸田総理大臣が襲撃された事件もあり、警戒感が強まっています。

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