WEC、スパ・フランコルシャンとの開催契約を2028年まで延長。2024年カレンダーは4戦が確定

 ル・マン・エンデュランス・マネジメント(LMEM)と、ベルギーのスパ・フランコルシャンとの開催契約の延長が4月27日に発表され、LMEMが運営するWEC世界耐久選手権とELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのレースが、2024年シーズンから5年間開催されることが決まった。

 2023年WEC第3戦開催中の27日木曜夕方、1コーナー先のエンデュランス・ピットストレートを見下ろす新グランドスタンドの落成式が行われ、合わせてスパでの両シリーズの開催契約延長が明らかとなった。

 WECでは2012年のシリーズ創設以来、毎年欠くことなくカレンダーに記載され続けているスパ。一方のELMSでは2016年以降、毎年開催されている。

 LMEMのCEOであるフレデリック・ルキアンは、「チャンピオンシップの安定性は非常に重要であり、スパ・フランコルシャンとの関係を継続できることは大変光栄なことだ」と述べている。

「このサーキットは長年にわたってWECとELMSの両方のカレンダーに常置されており、チームとファンに優れたレースとワールドクラスの施設を提供してくれている」

「また、ドライバーにとってお気に入りの場所のひとつであることは否定できないし、コースは常にスリリングなアクションを提供する本当にユニークなものだ」

「我々はこれまでもWECとELMSで素晴らしいレースを何度も目にしてきたし、スパ・フランコルシャンサーキットのチームのおかげで、これからも多くのレースを楽しむことができる」

 これで2024年シーズンのWECは、開幕戦のカタール6時間レース、ル・マン24時間レース、バーレーンでのシーズンファイナルに加え、4つ目の開催地が確定したことになる。

スパ・フランコルシャンの名物コーナー、オー・ルージュからラディヨンを望む

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