中国電力 命令取り消し求め提訴へ 独占禁止法違反で707億円余りの課徴金

中国電力は独占禁止法違反で公正取引委員会から707億円あまりの課徴金の納付命令を受けたことについて、命令の取り消しを求める訴訟を起こす方針を決めました。

中国電力 瀧本夏彦社長「経営効率化などに懸命に取り組みましたけど、燃料、価格の高騰といった外的要因を真正面から受けたかっこうとなりまして、非常に厳しい決算になったと受け止めています」

中国電力の2022年度決算発表で最終的な損益がマイナス1553億円と過去最大の赤字になったことが報告されました。

赤字の主な要因はカルテルを結んでいたとして公正取引委員会から納付を求められている707億円あまりの課徴金が特別損失として計上されたためです。

中国電力は公正取引委員会に対し「事実認定と法解釈において相違がある」として命令の取り消しを求める訴訟を起こすとしています。

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