王国福井に「恐竜キッズパークかつやま」4月29日オープン 注目は肉食恐竜の大型滑り台、GWは毎日開催

恐竜の口の中を滑り降りる「ガオガオスライダー」を体験する園児=4月28日、福井県勝山市の長尾山総合公園

 恐竜をモチーフとした遊具などをそろえた屋外イベント「恐竜キッズパークかつやま」が4月29日、福井県勝山市の長尾山総合公園で始まる。市内の園児を招いた内覧会が28日にあり、子どもたちはエア遊具の大型すべり台などを満喫。「すごく楽しい」と笑顔を浮かべていた。

 イベントは市が福井県立恐竜博物館の休館対策事業の一環で企画。公園を管理するNPO法人「恐竜のまち勝山応援隊」が委託を受けて運営し、同公園第2駐車場を中心に11種の遊具を設置。5月7日までの毎日と13、14日に開催する。

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 目玉は「ガオガオスライダー」と銘打った高さ約7メートルの肉食恐竜の顔の形をしたエア遊具で、口の中がすべり台になっている。トランポリンのように跳んだりはねたりできる「ジュラシックジャンプ」、先頭車両が恐竜の形をした列車型遊具「ガオガオトレイン」、自分で操縦できる恐竜型カート「ガオガオウォーク」などがある。28日は一足早く市成器南幼稚園の3~5歳児11人が遊具を体験。スライダーを滑り降りるなどして歓声を上げた。

 遊具は一部を除きチケット制で1枚で一つの遊具が楽しめる。1枚400円、10枚つづり券3千円で会場内で販売する。雨天時は中止で、公園のホームページで確認できる。会場にはキッチンカーが連日出店。3~7日は勝山商工会議所主催で弁当などを販売する「かつやまマルシェ」が行われる。

 同公園では化石発掘体験施設「どきどき恐竜発掘ランド」や屋外アミューズメント施設「かつやまディノパーク」の恐竜エリアの今季営業も29日に始まる。同法人の川尻進理事長は「たくさんの子どもたちに来場してもらえたら。恐竜博物館の再開は夏になるが、それまでの間も楽しんでもらえるように出迎えたい」と話した。

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