GW、臼杵石仏で宝探しをしよう 臼杵城跡の畳櫓、内部を一般に初公開【大分県】

「宝を探しながら臼杵石仏を巡って」と参加を呼びかけるスタッフ=臼杵市深田の国宝臼杵石仏
ゴールデンウイークに合わせて初めて内部が一般公開される「畳櫓」=臼杵市臼杵の臼杵城跡

 【臼杵】臼杵市の観光施設は29日から始まるゴールデンウイーク(GW)期間中、さまざまなイベントを企画している。国宝臼杵石仏(市内深田)では石仏の里に隠された宝箱を見つける石仏宝探しや、石仏群を案内するガイドツアーを開催。臼杵城跡(市内臼杵)では江戸時代に建造された「畳櫓(たたみやぐら)」内部が初めて一般に公開される。

 宝探しは29、30の両日(午前9時~午後3時受け付け、予約不要)。同里に隠された五つの手がかりを基に宝箱を探す。宝箱にはキーワードが入っており、受付に報告すると抽選で、市内の商店街などで使える商品券(2千円分)や市の観光PRキャラクター「ほっとさん」グッズが当たる。

 ガイドツアーは5月3、4両日(午前10時半~、要予約)。個性豊かなガイドが約1時間かけて案内し、現地でしか聞けない話や最新情報も紹介する。定員は各日15人程度で、参加無料(観覧料は別途必要)。参加者には臼杵煎餅や祈願線香などの特典もある。

 申し込み、問い合わせは石仏事務所(0972.65.3300)。

 畳櫓は3日、GWに合わせて特別公開される。1階と2階の床面積が同じ「重箱造り」という珍しい構造。内部には当時使っていたとされる階段などが残され、午前10時から午後4時15分まで見学できる。

 当日は市の文化財担当職員が「海に浮かぶ要塞(ようさい)臼杵城」をテーマに現地ガイド。同櫓をはじめ本丸、二の丸などを歩きながら説明する。午前10時と午後2時半からの2回で、定員は各回20人程度。

 問い合わせは市産業観光課(0972.63.1111)。

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