障害の有無なくアートを楽しむ 相模原で5月3日から150点展示 来場者と壁画を制作するイベントも

昨年5月に開催された作品展「フェースofワンダー」=相模原市南区相模大野

 障害者が描いた絵画などを紹介する作品展「フェースofワンダーの世界2023展」が5月3~5日の3日間、ユニコムプラザさがみはら(相模原市南区相模大野3丁目)で開催される。期間中、来場者と一緒に壁画を制作するアートイベントも行われる。

 知的障害者らでつくるアート団体の主催。代表の金子光史さんは「障害のある人とない人が日常的にアートを楽しめる空間をつくりたい」と、これまで県内や都内で作品展やイベントを開催してきた。

 「フェースofワンダーの世界2023展」では、団体メンバーに加え、現代作家の作品計150点を展示。同市在住で昨年、「文化庁長官表彰」で表彰された画家・上條陽子さんや、上條さんが長年交流してきたパレスチナの子どもたちの絵画も紹介する。団体メンバーが来場者の似顔絵を描くコーナーもある。

 午前11時~午後5時。問い合わせは金子代表電話090(7902)1193。

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