未知の生態「マヨルカサンバガエル」の産卵、国内で初めて成功 特徴はオスの育児参加=静岡県河津町

河津町の体験型カエル館「KawaZoo」は、絶滅危惧種のマヨルカサンバガエルの産卵に国内で初めて成功しました。

白い卵をつけた4センチほどの小さなカエル。スペインのマヨルカ島で発見された絶滅危惧種マヨルカサンバガエルです。

KawaZooは今年2月から4匹を飼育していて、国内初の産卵が今月確認されました。繁殖形態は珍しく、オタマジャクシになるまでオスが10個以上の卵を後ろ足にくっつけたまま生活を続けます。

<KawaZoo 西大星 飼育員>「オタマジャクシがかえって、成長の過程を見せることができればうれしいです。私も子育てに参加できるように。尊敬できるカエルだと思うんで、見習いたいです」

生態は未知数なところが多く、いつ孵化するのかはわからないということです。

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