茨城・取手の死亡ひき逃げ事件 無免許51歳男、容疑で逮捕 県警 「人だとは思わなかった」

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茨城県取手市の国道294号で男性が車2台にはねられ死亡した事故で、県警取手署は30日、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、埼玉県三郷市、無職、男(51)を逮捕した。

逮捕容疑は29日午後7時15分ごろ、取手市寺田の国道294号で、無免許で軽ワゴン車を運転し、道路上にいた同所、会社員、男性(45)をはね、救護せず逃走した疑い。男性は、別の車にはねられた後、後続の男の車にはねられ、頭を強く打つなどして搬送先の病院で死亡が確認された。

同署によると、男は「何かにぶつかったことは間違いないが、はねたのが人とは思わなかった」と容疑を一部否認している。

同署はひき逃げ事件とみて捜査し、1台目車両の運転手の証言や防犯カメラの映像などから、現場から走り去った2台目の行方を調べていた。

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