がけ崩れのおそれ 「避難指示」全域解除 “降雨による影響見られず”と判断 広島・呉市の山

先週、小規模な斜面の崩落が確認され、避難指示が出ている広島・呉市の山について、市と県は、1日朝から避難指示を解除するかどうか判断するための現地調査を行った結果、午後1時半に避難指示を全域、解除しました。(※ 情報を更新しています)

戸井宏光 記者
「避難指示が出て、5日目の朝を迎えました。これから呉市と県の職員が調査を行うため、山に入っていきます」

呉市 広 塩焼の山では、先月26日、住民や消防が “異音” を確認したため、市は一時、周辺のおよそ140世帯に避難指示を出しました。

その後、専門家らによる調査で山の岩盤の一部が崩落していたことを確認。1日朝も4世帯6人に避難指示が出ていました。

現場付近では、今後も落石などの小規模な崩落のおそれがあることから県は、すでにある落石防護柵を1メートル程度かさ上げする応急工事を行いました。

広島県 西部建設事務所 箱田伸洋 呉支所長
「ここは、もともと急傾斜地で雨が降れば、がけ崩れが起きやすい土地。これから梅雨時期を迎える。引き続き雨が降れば、避難してもらいたい状況は変わっていない」

呉市では、1日朝の現地調査した結果、降雨による影響はみられなかったとして、午後1時半に避難指示を全域、解除しました。

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