心癒やす 灯火の道 壬生「竹あかり」

竹あかりをじっと見つめる来場者ら

 壬生町民有志で組織する「竹あかり製作実行委員会」が7日まで、同町本丸2丁目の設備工事会社「水井」の竹林でライトアップイベント「壬力(みりょく)の町竹あかり」を開いている。

 同実行委は2021年1月、人々の心を癒やし、希望や感動にあふれる美しいまちづくりを推進しようと発足した。

 竹あかりは高さ1メートルと80センチ、60センチの3種類。10人のメンバーが中心となって140本を制作した。切り出した竹の表面に「十人十色」「無病息災」といった四字熟語や動物などの模様を彫り、筒の中に電球を入れて竹林の道沿いに飾り付けた。今回は初めて協賛も募り、スポンサーとなった21の企業や商店の名前を彫った竹あかりも作った。

 初日の4月29日は、辺りが暗くなった午後6時ごろに140本が一斉に点灯した。落合英行(おちあいひでゆき)会長が「みんなで力を合わせて一生懸命作った。ゆっくり楽しんでください」とあいさつ。ハーモニカやオカリナの生演奏の披露もあり、訪れた約100人は幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 親子で竹あかりを見に来た壬生小1年倉井咲香(くらいさきか)さん(6)は「花火の柄がとてもきれいだった」とうれしそうだった。

 点灯は午後6~9時。(問)落合会長090.9325.4621。

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