多彩な洋画40点ずらり 茨城・日立、7日まで 県北の日展作家11人

多彩な洋画が展示される作品展=日立市幸町

茨城県北地域に住む日展洋画作家による作品展が、日立市幸町1丁目の日立シビックセンター1階ギャラリーで開かれている。日展入選経験のある実力派の画家11人が、所属する会派を超えて多彩な洋画40点を展示している。「県北在住日展洋画作家の会」主催。7日まで。

会場には、日立港や市の鳥「ウミウ」、JR水郡線など県北地域をモチーフにしたものなど、F130号からSMまでの大小さまざまなサイズの油彩画と水彩画が並び、来場者の目を楽しませている。

同会は、幅広い年代に洋画を身近に楽しんでもらおうと2015年に発足。東光会や光風会、日洋会といった絵画3団体のメンバーが所属し、色彩の豊かさや、異なる独特の筆使いを堪能できる。

水戸から夫婦で訪れた、松原正城さん(77)は「迫力があり、圧倒される。緻密に描かれていて、素晴らしい」と話した。同会の菊地元男会長(73)は「大作がこんなに集まるのは少ない。各作家が頑張って描いた本物の絵を見てほしい」と、来場を呼びかけた。

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